前回まで
ひとり暮らしをするように親から言われた電池くん。30代にしてはじめて家を出ることになり、その準備を着々と進めていく。ひとり暮らしの第一歩である物件探しを完了させ、次に家電購入のため、家電量販店に向かうも全く手ごたえがないため途方にくれていると・・・
家電購入は場所選びから

家電購入はどうすればいいんやろうな~。

電池くん。家電購入を考えているの?それなら、大阪の難波とかがおすすめよ。

難波?ちょっと遠いけど・・・なんでなん?地元じゃアカンかな?

この辺りでも悪くはないけど、あの辺りは、家電量販店が多いし、お店同士で対抗意識があるから、値引きがすごいのよ。

アドバイスありがとう。一回行ってみるわ。
大阪難波とは
大阪の難波とは大阪市の南側で家電量販店が密集している地域でもある。東京の秋葉原に近いと考えてもらえればいいだろう。
実際に大阪市内の有名な家電量販店をピックアップしてみた。JR大阪駅直結のヨドバシカメラ、難波まで行くと、エディオン、ヤマダ電機、ビックカメラ、ジョーシン電機などがあった。
実際に行って価格を見てみると、地元の家電量販店よりも1割~2割ほど安い値段の値札が付けられている。あまりの違いに驚いてしまった。
ここで、電池くんはやっと理解した。

家電量販店の競争相手は、あくまでも他の家電量販店や。ネットショッピングを一応は意識してるやろうけど、その値段はあくまでも参考程度と考えているんや。
お客が多い家電量販店は商品の流れるサイクルも早いから、在庫を抱えんで済むことが多いし、大量発注をすることができて仕入れコストも抑えることができるんや。
だから、お客が少ない地元の家電量販店よりも安い値段で販売することができるんやろう。
電池くんは家電選びの値引き交渉で大切なことは、店舗選びだと考えていた。もちろん、店舗選びも重要ではあるが、それよりも重要なのは、家電購入する場所である。
安くなっても数千円というものなら、わざわざ遠いところまで行って購入する必要はないが、人生において数回しかないであろう、家電の一括購入で何十万円使うという場合は、遠くに行ってでも、価格が安く値引きしてくれる家電量販店を探すべきである。
家電購入で大切なことは、まず購入する場所である。
見積もり前の予約
家電購入のために大阪へ向かう電池くん。実際に何店舗は回って見積もりを取ってもらい、そこから交渉していこうと考えていた。そのため、まずは、最初の見積もりを取ってもらうヨドバシカメラに行こうと決めていた。
コンシェルジェサービス
ヨドバシカメラには、コンシェルジェサービスというものがある。
このコンシェルジェサービスを予約しておくと、店員さんが一人付いてくれて、予算と予定に合わせて家電を選ぶのを手伝ってくれるのである。もちろん、無料でしてくれるし、そこで購入を決断する必要もない。
電池くんのような初心者にとっては、実にありがたいサービスなのである。
電話で予約を済ませ、ヨドバシカメラに向かったが、物件選びに続き、またしても、事件が起こってしまう。
続く
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