分散投資とは・アイスクリーム屋と暖房会社で考える【資産運用】

資産運用
同僚
同僚

電池くん、長期投資の基本は分散投資よね。

電池くん
電池くん

そうやな。長期投資を考えている投資家で分散投資をしていない投資家は少ないやろうな。

同僚
同僚

私も分散投資をするためにいろんな銘柄を買いまくってるわよ。

電池くん
電池くん

ふ~ん。ちなみにどんな銘柄を買ってるんや。

同僚
同僚

えっ、特に気にしてないわよ。多くの銘柄を持つことが分散投資になるんじゃないの?

電池くん
電池くん

残念ながら、それは投資におけるリスク分散とは違っているで。

今回は分散投資について解説するで。

この記事を読めばわかること

・分散投資の考え方がわかります

・間違った分散投資についてわかります

・有効な分散投資の方法がわかります

電池くんのスペック

・30代独身ひとり暮らし

・中小企業の会社員

・資産は3,200万円以上

・月の生活費は13万~14万円、日々の生活は倹約がモットー

・年間の貯蓄率は約70パーセント

分散投資とは

 長期投資において重要なことは、「分散投資」だと言われている。

 分散投資の有名な格言「卵はひとつの籠に盛るな」はあまりにも有名である。

 ひとつの銘柄に集中投資していると、好調な時は多くのリターンを得ることができるが、不調に陥ってしまうと、大きな損失を被ることになるという例でよく使われている。

 卵をひとつの籠に盛っていると、管理は楽だし持ち運びにも便利である。

 一方で卵を複数の籠に盛っていると、管理に手間がかかるし、持ち運びにも手間がかかる。

 しかし、籠を落としてしまった時に卵をひとつの籠に盛っていると、全て割れてしまうが、複数の籠に盛っていると半分の損失で済むということである。

 しかし、この「卵はひとつの籠に盛るな」は多くの銘柄を購入するという意味ではない。

 投資における分散とは「リスク分散」のことである。

多くの銘柄=分散投資ではない

 多くの銘柄を保有していると「分散投資」できていると考える人もいるが、必ずしもそうではない。

 投資における分散とは、銘柄分散ではなく「リスク分散」であると電池くんは考えている。

 そして、分散する銘柄は相関関係にあることが理想である。

同僚
同僚

相関関係って何?難しいわ

 という方に「アイスクリーム屋と暖房器具販売会社」を例に出して解説する。

アイスクリーム屋と暖房器具販売会社の相関関係

 日本では夏が暑くて冬が寒い。

 普通に考えると、夏にはアイスクリーム屋はよく売れるが冬になると売り上げは落ち込む。

 一方で暖房器具は夏には需要が少なく売れないが、冬が近づくにつれて需要が高まり売れるようになる。

 このように業種は全く関係ないが、売れ行きが気温や季節などと関係しているものがある。

 こういったものを「相関関係」という言葉で表すことがある。

 アイスクリーム屋と暖房器具販売会社で考えた場合、この2つは季節による相関関係があるといえる。

 グラフで示すように、アイスクリーム屋の売上が上がれば、暖房器具販売会社の売上は減少する。

 アイスクリーム屋と暖房器具販売会社は顧客のターゲットが全く異なっているので、お互いに競合することはないが、気温という要因で売り上げに関して相関関係があるのである。

 これを「負の相関関係」という。

アイスクリーム屋とかき氷屋の相関関係

 次に「アイスクリーム屋とかき氷屋」の相関関係について検討してみる。

 両方とも、夏に売れて冬には売り上げが落ち込むだろう。

 

 アイスクリーム屋とかき氷屋は夏に近づくにつれて売り上げはどんどん上昇していき、最も気温が上昇する7月~9月にかけて売り上げが最も大きくなる。

 その後、気温の低下に伴って売り上げは減少していく。

 さらに、アイスクリーム屋とかき氷屋は顧客が似通っている。

アイスクリーム食べた後にかき氷屋を食べよう。

 とはならないのではないだろうか。

 この場合はアイスクリーム屋とかき氷屋は気温に対して相関関係がある。

 同じような売り上げの動きをする「正の相関関係」があるのである。

分散投資で大事なのは「負の相関関係」

 電池くんが分散投資で大切にしているのは「負の相関関係」である。

 片方が上がればもう片方が下がる、それを繰り返してはいるが、長期的に見れば両方とも徐々に右肩上がり、というような分散投資をする必要がある。

同僚
同僚

とにかく多くの銘柄を購入することが分散投資。

と考えてしまうと、アイスクリーム屋とかき氷屋の両方を分散投資という名目で購入してしまうことになってしまう。

 意識するのは「負の相関関係」である。

インデックス投資マン
インデックス投資マン

僕は分散投資に徹しているから、投資信託はセクターの比率を考え抜いて購入しているよ。

という人もいるが、これにも注意が必要である。

アイスクリーム屋と冷房器具販売会社の相関関係

 仮に、飲食セクターと機械製造セクターが大まかに負の相関関係にあるとしよう。

 しかし、個別に見てみると、アイスクリーム屋と冷房器具販売会社は「正の相関関係」となるだろう。

 もし、何年も冷夏が続けば、アイスクリーム屋と冷房器具販売会社は同じように売り上げは落ちていくことが予想される。

 このようにセクター同士がお互いを補完するような相関関係であったとしても、個別に見れば同じような売り上げグラフで推移することがあるのだ。

分散投資をするにはどうすればよいか

 分散投資をするにはどうすればいいだろうか。

 その答えのひとつは「企業分析」である。

 他人の情報に惑わされることなく、自分自身で考えて調べることによって、投資する企業を見極めることが大切である。

 それを怠ってしまうと「アイスクリーム屋と冷房器具販売会社の株を分散投資目的で購入」といったようなちぐはぐな投資をしてしまう。

 一見すると飲食業と製造業で分散できていると考えてしまうが、中身を見ると似通った値動きをするような銘柄を分散投資目的で購入することになってしまう。

企業分析?めんどくさいし、わからないわ。

 という人は、「全体を網羅している投資信託を購入する」のがいいだろう。

 例えば、「全世界株式に投資する投資信託」などに投資をすれば、株式に関して言えば、分散投資を効かせた投資になるだろう。

 あくまでも「株式においてのみ」である。

 それでもやはり、「分析」は必要である。

 「全世界株式」と言っても、構成銘柄を確認する必要はあるし、自分に合った分散ができているかは自分で確認しなければならない。

 構成銘柄を確認すると「8資産均等」よりも「4資産均等」の方が分散が効いている・・・なんてことはよくあることである。

まとめ

 分散投資について解説した。

 分散投資で重要なことは「銘柄を分散することではなくリスクを分散」することである。

 分散投資の意味をはき違えてしまうと「アイスクリーム屋と冷房器具販売会社」の株を分散投資目的で購入すると言ったようなちぐはくな投資をしてしまう可能性がある。 

 リスク分散するためには「自分で考える」ことが必要である。

 リスクの取り方は人それぞれである。

 自分の属性や考え方、性格・・・様々なもので自分に合ったリスクは決定される。

 自分にあったリスクは自分自身にしかわからない。

 インターネットやTwitterで検索しても出てくることはないだろう。

 自分自身で考えなければならないのだ。

 そうやって銘柄選定をしていく必要がある。

 そういった手間を幾分楽にしてくれるのが「投資信託」である。

 しかし、これも自分自身で分析はしなければならない。

 大事なのは自分自身で考えることである。

 そうやって分散投資をしていくことが大切である。

 

電池くん
電池くん

アイスクリーム屋、かき氷屋、暖房器具販売会社、冷房器具販売会社は極端な例やけど、こういった考えを持つことは大事やと思っている。

分散投資=お手軽にできる、そのことに間違いはないけど、「企業分析」をしなくてもいいかと言えばそうゆうことではない。

しっかりと日々勉強していくことが大切やとわしは思っているで。

 

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